最終更新日 2024年12月13日 by ichikk
「洋上風力発電について詳しく知りたい」
「洋上風力発電のメリットとデメリットは?」
「洋上風力発電に携わるInfluxという会社に興味がある」
洋上風力発電とは海に設置する発電設備です。
これは最近新エネルギーとして注目されています。
以前から風力による発電は存在しており、日本でも取り入れられていますが海の上で電力をつくる事が大きな違いとなっている事を知っておくと良いです。
既に運用の話を聞いた事がある人もいるかもしれませんが、実用化されているのは欧州などの国であり、日本では実用化に向けて研究開発が行われている段階だと言えます。
一部の地域では実験として運用されていますが、普及はしていません。
そのため、多くの日本人は洋上風力発電の魅力についてあまり知らない状態です。
ここからますます注目度が高まっていくものであり、今後の我々の生活を支えてくれるエネルギー源となる可能性が高いため、魅力について確認しておくと良いでしょう。
【関連】Influx.incの星野敦氏にインタビュー!星野氏の人物像・洋上風力発電構築への意気込みとは?
→株式会社Influxの創業、洋上風力発電構築への意気込みについて
Contents
洋上風力発電のポテンシャルはかなり高い
他の再生可能エネルギーによる発電方法と同様に、自然に存在するエネルギーを使って電気を生み出す事になります。
クリーンな電力生産方法だと言えますが、いくつかある再生可能エネルギー発電の中でもポテンシャルがかなり高い事で注目されている事を理解しておきましょう。
実は既存の再生可能エネルギー発電には色々な課題があるまま運用が行われています。
太陽光を使用するものに関しては、気象条件によって安定した発電ができない、夜間は発電がストップするという問題があるでしょう。
そして、どの再生可能エネルギーを使う電力生産方法も、広大な土地がないと十分な電気がつくれないという問題があります。
今の日本では火力発電や原子力発電に代わる方法が求められていますが、既存の再生可能エネルギー発電では十分な供給を見込む事ができていないので火力や原子力が使われ続けている状態です。
安定した供給量を確保できる可能性が高い
洋上風力発電は他の方法と比較すると、安定した供給量を確保できる可能性が高いとされています。
太陽光や水力などは施設設置のために広大な土地が必要になりますが、使える土地が十分にない事から上手くいっていないです。
海の上に設置する場合は陸上よりも十分な設備設置が実現できる可能性が高く、ポテンシャルが高いとされています。
日本の国土と排他的経済水域の両方を考えると分かるはずですが、陸地は狭く海の領域は広いです。
広大な海を活用する事ができる発電方法だからこそ、火力や原子力による電力生産に代わる存在になれる可能性が高いと言えます。
人々に対する影響が少ない事も大きな魅力
人々に対する影響が少ない事も大きな魅力です。
従来の風力発電は、近隣で生活する人にとって迷惑なものと認識される事が多かったと言えます。
存在感のある設備が景観に影響を与えてしまうだけでなく、プロペラが風を切る音やモーターが回る音を問題視する声が多かったです。
洋上に設置する場合は陸地と比べると人々の生活圏から離れる事になります。
海の上なので景観を損ねにくいですし、稼働時の音が気になりにくいという利点もある事を知っておくと良いです。
エネルギー生産において自立する事ができる
エネルギー生産において自立する事ができる点も大きな魅力の1つだと言えます。
残念な話ではありますが、今の日本は海外に頼らなければ十分な電力をつくりだす事ができません。
日本国内で発電を行っているので海外との関係性を十分に理解していない人もいるかもしれませんが、資源を使って発電する方法では多くの資源が海外から取り寄せられています。
取引先である国と良好な関係が永遠に続くのであれば良いですが、いつ関係が悪くなって輸入できない状態になってもおかしくありません。
日本と取引先国の関係が悪くなった場合だけでなく、世界的な情勢の変化によって取引ができなくなるリスクもあります。
海外に頼りきった電力生産は非常に危険な事であり、急に取引がストップすると十分な電力を確保できなくなる、家庭などに請求される電気代が跳ね上がるという問題が起こるでしょう。
洋上風力が普及して他国に頼る事なく発電できるようになれば、いざというときでも電気が足りないという問題に困る事がなくなります。
洋上風力発電がクリアしなければならない課題について
新エネルギーの洋上風力発電はとても素晴らしいものだと言えるでしょう。
すぐにでも本格的な運用がスタートされてほしいと思うかもしれませんが、クリアしなければならない課題があるので即刻で導入できるものではありません。
設置や維持管理のためのコスト、海や空の生き物に対する影響などを始めとする、いくつかの課題が解決する事が求められています。
現在も課題解決に向けた研究開発が進められているので、良い展開が迎えられるように期待しておきましょう。
研究の成果は確実に出ており、以前は難しかった設置面での課題が解決されたり、実験によってたくさんのデータが集まったりしている状態です。
ニュースや新聞、インターネット記事などでも取り上げられる事が増えているため、今後の動向はこういったメディアから取得する事をおすすめします。
まとめ
日本にとって素晴らしいエネルギー源となるポテンシャルを秘めた発電なので、これからの動きに注目しておくと良いでしょう。